祭りといえば黙ってはいられない性格。なのに、なんだかんだともたもたしてるうちに最終日。霞城公園では、タイミングよく、スケールの大きなだしものをやるところ。イヨッ、お二人さん、カッコいいね。なんて言ってるうちに、どんどん高くあがっていく。
クレーン車が吊り上げていく二人。なんと、男性が口で女性を支えているではないか。
なんという歯の強さ。そして、美しい動き。音楽に沿って、全体がラブストーリーになっていた。
こういうのを見ていると、人の力は無限なような気がしてくる。
みていて、ため息が出てくるほど、二人はきまっていた。
こんなにすごいことを、投げ銭くらいで見てもいいのかなあと、なんだか申し訳ないような気持になってくるほどだった。それが、大道芸の醍醐味なんだろうな。
こちらは、台湾からきたチームだそうだ。炎を操る。回したり、高く投げあげては受け取ったり。とても熱そうで、終わった後、顔も腕も真っ赤になっていた。
炎と輪を操る二人。二人ともとても若く、演目が終わったあと涙ぐんでいた。拍手がこれまでで一番多かったのだそうだ。こっちまでもらい泣き。
駅前にいたチーム。コメディタッチで笑いを取っていた。鈴のついた輪が投げられると、音楽になる。だけど、ときどきミスが出て、それが笑いを取るためなのか、単なるミスなのかわからない。来年はもう少し工夫してね、お兄さんたち。
人形つかい。下にいるのも人間。まるで人形そのもの。
駅前通りは、色とりどり。
ブリキの人形みたいにみえたが、これもまた、人間。
駿府城公園のお堀では、のんびり舟遊び。
毎日、チビまる子がいる公園の丘の上に通うようになってから、ほとんどでかけることがなくなっていた。ひさしぶりに電車に乗ったり、人込みを歩いたりして、新鮮だった。夕方からはチビまる子のところへ行かなくちゃならないから、あたふたとしていたけど・・・。
こういうのをみると、なんだか自分のなかにも力が湧いてくる。簡単に、もう限界だ、などと言ってはいけないなあ・・・と。