窓辺の猫

 

ときおり窓際で外を眺めている猫。外には出ないようで、出ている姿をみたことはない。声をかけてみると、こちらを向いて観察する。どうやらそれほど危なくはなさそうと思ってか、しばらくすると寝てしまった。



こちらは少しひょうきんな感じ。歌舞伎の役者みたいに、眼の縁取りがくっきりとしてすばらしい。声をかけるとちょっと警戒気味。窓越しにしかみることはできないが、ときどき窓のそばにきては顔を覗かせてくれる、かわいいやつら。深窓のお嬢様と坊ちゃまというところかな。それともおじさま?

チビとまる子は、今日は、二匹そろってお出迎え。まる子も薬を与えてからは体調が戻ったようだ。きのうと今日は天気がよく、しかも連休だったから人出が多かった。そのせいか、チビは、出てきてすぐに引き返して隠れてしまった。あとで、人がいないときを見計らって行ってみると、お腹が空いていたらしく、すりすりしてくる。餌をやると、すっかりたいらげて満足そうな顔。まる子が元気になったので、どうやらチビも安心したようだ。

とりあえず二匹が元気でいるのを確認。嵐も去って天気もよく、見晴らしのいいところに移動してみた。すると、駿河湾を走行していく豪華客船がみえた。とても大きいのが遠目にもわかる。

あとで調べてみると、ノルウェーの船だった。9万3000トン。横浜から出向し、清水港に寄って高知に向かう船なのだそうだ。

海にお船をうかばせて、行ってみたいな、よその国~ ♪♬」 おもわず、歌が出てきた。富士山だって、出てくれていたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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