広々、古墳群

古墳の丘は草刈りを終えて広々した!

これまでは草ぼうぼうで、蛇は出るわ、マダニにかまれて病院に駆け込むわ、蚊の集中攻撃にあうわで、大変な思いをしていたけれど、昨日、草刈りを終えた古墳の丘は見違えるように広々としていた。チビまる子は、草刈り機の轟音に脅えてどこかに避難していたらしく、名前を呼んでも出てこない。しばらくしてようやく、おそるおそる出てきたが、古墳の上からあたりを見回し、様子がすっかり変わっているのを見て、驚いていた。「なんじゃ、これは。隠れるところがどこにもないではないか」といった顔。

暑くなってきたので、猫たちは日陰の石の上でのんびりとしている。とくにまる子は、ここの看板猫の役割をはたす毎日。けっこう人気者だ。

古墳の丘へと続く坂道はかなりきつい。私が登っていくと、降りてくる人のなかには、猫は石の上にいたよ、とか、今日は姿が見えないなあとか、声をかけてくれる人もいる。家の中にひきこもることが好きだった私が、気がつくと、いろんな人と喋るようになっていた。

だが、毎日のように出会っていた人の姿を、ある日、突然に見なくなることがある。あの人はどうしたのだろうと、気になる。毎日会うのに、名前も知らない人たち。丘の上で出会い、丘の上から消えていった人たち。元気にしているのだろうかと、ときおり気になる。