ビッグコミックな猫たち

蓮華寺池そばの博物館で開かれている、藤枝出身の「村松誠」氏のイラスト展示会。正面で、このパネルが、丁寧にお出迎えしている。

村松氏は、1979年からビッグコミックという雑誌の表紙を飾ってきた人。一連の猫のイラストは、「むらまつねこ」と呼ばれているそうだ。

受付の方に尋ねてみると、撮影はいいということなので、いくつか写真を撮らせて頂いた。それで、ご紹介。

 2007年 12月20日号

  2006年11月20日号

 

 

 

 2014年5月増刊号

 

 

 

 

 2002年8月20日号

 

 

        2010年11月20日号 1997年12月5日号

 

          2000年2月5日号

 

 

 

 

 

 

どれもこれも、くすっと笑ってしまいそうなポーズや顔。よほど猫の動きを観察しているのだろう。猫愛にあふれている。人間的でもあって、あったかい絵だ。

そして太めのところが、まる子に似ているような・・・。

瞬間を撮るのが写真なら、猫の特徴がより強く出せるのが絵とかイラスト。この方の観察眼の深さやアイディア、繊細さには手をあわせたくなるほどだ。

とはいっても、じかに触ったりできるものではないので、やっぱり手で触れる現実の猫は猫で、またいいものでして。

近くの原っぱで、ニャンコスターと赤トラがひなたぼっこしていた。この猫たちにはなかなか近づけないが、それでもみかけるとほっこりする。

twinsの一匹も、居候の軒先でひなたぼっこ。いつまでもtwinsと呼ぶのはせつないので、なにか名前をつけよう。

ブラッシングをチビとまる子にしてやっていたら、通りがかりの人が、旦那さんにもちゃんと手入れをしてやっているかい?  と笑いながら通って行った。ううん?

村松氏は猫だけでなく、ほかの動物たちにもやさしげな視線を向けている。自分の立っているこっちの世界と、絵のまわりに漂う空気。そのあいだを行ったりきたりしているうちに、気持がすうっと温かくなっていくような感じ。

そして、いつしかほほえんでしまう。ふっと、温かなしあわせが降りてくるような感じのする絵ばかりだった。

 

 

 

 

 

 

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