アライグマの脱力タイム
コロナウィルスがはやりだして、世の中が急に騒がしくなってきた。でも、動物園はいつ行っても、脱力感にあふれている。このあいだカピバラの温泉浴を眺めに行って、すっかり虜になり、天気もよかった昨日、動物たちを眺めにまた行ってみた。
ゴマフアザラシは存在自体が脱力にあふれていて、まるで太鼓腹のおじさんがごろごろしているみたいだ。笑ってしまう。
カピバラはあいかわらず、のほほんと湯につかったまま動かず、
水の上ではペンギンが楽しげに泳いでいた。岩場の二羽のペンギンはとても仲良し。ねえ、なにがそんなに楽しいの? 私にも教えて!
コンドルの羽干し。雄々しいイメージですが、意外とひょうきんなんですね。首のところが襟巻みたいに白いのです。この感じ、白い毛皮のついたケープを羽織っているようなんです。コンドルが飛ぶ、あの有名な歌のイメージ、つぶれた。
脱皮したばかりの様子のカメレオン。おう、おう、くだひれたんだね。大仕事を終えて、ほっと一息なんだね。うとうと。
かんむりをかぶっているようなツル。ホオジロカンムリヅル。恋の季節? 居並ぶ鳥たちのなかで圧倒的に美しく大きい。
「ひなたはあったかいねえ」と言っている感じのプレーリードッグだち。
やっぱり猿は、人間に近いのかも。
こちらは一人芝居か? 木の枝を持って盛んに一人遊び。
おっ、おまえたちもかい、眼をとじてうたたねのワニたち。ワニの迫力、かたなしです。
この木に実っているのは、ショウジョウトキという鳥なんです。おいしそうに、赤く熟してたわわに実ってます。
とてもごきげんな、ダチョウのクランキー君。名前を呼ぶと寄ってくる愛嬌よし。
園内は平日とあって、どこも空いていた。途中の出店で、静岡おでんとおにぎりを食べて帰ってきた。ソフトクリームも食べたかったが、がまん。体重オーバーもいいかげんにしないとな。ゴマフアザラシのようになってしまう。
きょうの富士はすばらしかった。そしてまる子も、あいかわらず脱力。土日には人がたくさんのぼってくるから、猫たちもおちつかないが、平日はのんびりだ。
寒さも一休みで、ちょっとほっとしているまる子でした。