ねずみさん、どうぞよろしくね。のんびり楽しくいきたいね。
大晦日の紅白、AIの美空ひばりにはちょっと違和感があったが、懐かしい気持もあって複雑だった。そして、いろんな歌手に曲を提供していた米津玄師が作った歌の歌詞に惹きつけられた。とくに「まちがいさがし」には、どきっとした。
私も、今年からはまちがいさがしをするのはやめにしよう。だってまちがいばかり探していると、つぎに進まないもんね。
金子高見さんの作品から
いいなあと思ったのは、欅坂46の「不協和音」。あれだけキレッキレッの激しいダンスをしながら歌えるなんて、そりゃあ、終わった後に倒れるのも当然だろう。何度聞いてもいい曲だ。「ぼくはいやだ」と最後に叫ぶところもカッコいい。昔流にいえば、肝がすわっている。センターの平手さん、光っていた。
でも、ほかのグループはみんなどれも似通っている気がして、しだいに退屈になってしまった。まあ、時代のズレというものでしょうか。
元日の公園は天気がいいせいか、にぎわっていた。スターバックスも外にまで行列。いつもは年配者が多い公園も、子供連れや家族連れが多く、坂道の途中では家族が枯葉をかきだしてなにやら掘っていた。なに、なに、お宝でもあるの? と興味深々で話を聞いてみると、カブトムシの幼虫を掘り出して家に持ち帰り、飼育の実験をするのだという。
おいおい、元日早々、せっかくあったかい地中にもぐりこんで眠っているところを、なんて無体な。そう思ったが、結局なにも言えずそのまま坂をのぼった。
今日の富士の手前には、小さいが、鳥が飛んでいる。幸運の鳥? 一富士、二鷹、・・・? と勝手に思うことにした。なんでも都合よく解釈するのが生きる知恵だと思えるようになり、たいていのことは受け流せるようになった。まわりとの不協和をひりひりと感じていたころからは、考えられない変化だけれど。
今年初めての、チビとまる子。そばの植え込みでなにやら小鳥の鳴き声がして、じいっとみている。鳥の巣があるのか、そこに雛でもいるのかと探してみたが、声はすれども姿がみえない。ああ、この二匹に睨まれたら無事ではすまないぞ、とつぶやきながら帰ってきた。みあげると、元日の月。